翻訳者・通訳者が活躍する道

翻訳会社の大淘汰時代が来ても生き残れる翻訳者・通訳者の条件


これからの通訳者・翻訳者は、単に翻訳・通訳が出来るだけでは生き残れません。翻訳・通訳の大部分がコンピュータ化され、翻訳・通訳会社の9割が淘汰されて消滅することを前提に備えをすべきです。

翻訳・通訳会社の9割が淘汰されると言うと驚かれるかもしれませんが大袈裟な話ではありません。翻訳・通訳会社というのは機械設備の投資等はあまり必要無く、頭脳1つで簡単に設立できてしまうが故に小さな小さな会社が非常に多いのです。コンピュータによる機械翻訳・機械通訳が進化すると、それらの会社の多くは存在価値は奪われて消え去ると考えられます。大きな翻訳・通訳会社だって大丈夫とは言えません。コケる時はむしろ早いかもしれません。

ですが、必要以上に悲観することもありません。関わりのある翻訳・通訳会社が無くなっても「へっちゃら」になるように対策を取っておけばいいのです。


小さな案件でコネクションを拡大すべし

翻訳・通訳会社にも弱点はあります。小さい案件は不得意なのです。どのような会社であれ会社の規模が大きくなればなるほど小さな仕事に不向きになるのです。逆に言えば、会社が不得意とする小さな案件こそ個人のフリーランス通訳者・翻訳者が得意とする領域です。通訳・翻訳の達人が有名になるに伴い、それを通してそのような案件が得られるようになるかもしれません。 そのような小さな案件でのコネクションが「大化け」する可能性もありますし、次の項目に出てくる「翻訳や通訳の依頼者の満足度」をアップさせる応対スキルも身につく訳です。

翻訳や通訳の依頼者の満足度を下げる要因を追求して改善すべし

翻訳や通訳の依頼者が通訳者・翻訳者に不満に感じることとは何か? 翻訳や通訳のクオリティーが低かったり決められた時間通りに仕事をしなかったりというのは致命的ですが、それ以外でも、ちょっとしたことで翻訳や通訳の依頼者が通訳者・翻訳者に不満に感じることというのはあります。

× 横柄(おうへい)な応対 (印象が悪いだけで仕事は逃げていきます)
× 言葉使いが変 (言語を扱う通訳者・翻訳者ですので言葉使いが変なだけで信頼を失います)
× 理解力が低い (依頼者がイライラしたら終わりです)

ちなみに、翻訳会社が、実際に依頼することが多い翻訳者の条件についてまとめたサイト「翻訳会社に選ばれる翻訳者とは」も参考になるかも。 別に翻訳会社に媚びへつらうということではなく、翻訳会社から見た場合というのも知っておくという意味でね。

アイデア力・提案力・小回り力で翻訳や通訳に付加価値を与えよ

さすがにコンピュータはアイデア力・提案力・小回り力(フレキシビリティー)の点で人間には勝てません。会社組織の場合には翻訳や通訳の依頼者と接するのは営業担当者や窓口担当者なのですが、フリーランス通訳者・翻訳者はダイレクトに翻訳や通訳の依頼者と接することができます。これは非常な強みです。依頼者に喜ばれるアイデア力・提案力・小回り力を発揮できるようにしましょう。

翻訳や通訳以外の得意技を前面に出せ

もし、あなたがオタクと呼ばれる何かを持っていれば、それは強みになります。それを前面に出せば、ドンピシャの得意分野における翻訳や通訳の依頼が来る可能性が高くなります。

珍しい設備やソフトがセールスポイントになることも

例えば、今は珍しい8ミリビデオの映写機を持っているとかすると、ひょんなきっかけで翻訳や通訳の依頼が来るかも。

キャラクターで勝負できる人はキャラクターを前面に出せ

通訳者・翻訳者というより、ウケるキャラクターとして人気が出るかも。




以下、思いついたら追記していきますので、たまにチェックしてくださいね。






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